【紙の辞書】この時代でも広辞苑が必要な理由【電子辞書】

おはようございます、ぽぽこ(@popocomp)です。

ぽぽこ
明らかに電子辞書便利なんは分かるけど、紙の辞書で調べるほうが好きやし定着するねん。ホンマはどっちがええのん?

私、辞書を引く作業が好きなあまり、広辞苑を購入してしまいました

高校生になったとき、親に頼んで電子辞書を買ってもらい勉強に励んでいましたが、何故か定着しないのですよね。単語が。

でも、紙の辞書でも電子辞書でも得られる結果は同じです。

今回は、紙の辞書電子辞書メリットデメリットどちらを選択すべきかについて記事を書きたいと思っています。

結論

紙の辞書の最大のメリットは単語の全体像(綴り)をイメージさせること

電子辞書は、紙の辞書のデメリットを全てカバーした媒体である

バランス良くどちらも使うべき

こんな人におすすめ

紙の辞書電子辞書違いを知りたい人

紙の辞書を引くのが好きな人

電子辞書しか使いたくない

どちら効率的に使いたい人

1. 紙の辞書

日本で最も有名な紙の辞書『広辞苑』を例にご紹介します。

メリット

ロマンがある

いきなりブラウザをそっ閉じしたくなるような感情論ですが、大きく外れてはいないと思うのです。

広辞苑買った。アナログ丸出しだけど、Google先生に一瞬で回答を得るより得られるものがある気がして。何単語か引いたけど、わくわくするよ。 pic.twitter.com/tQ9jZ18yuY— ぽぽこ🐰OL (@popocomp) 2019年5月1日

辞書を引く行為は、目的の単語に辿り着く過程多少のロマンが発生します。

何千ものページから一つの単語に辿り着くまでに、分厚い冊子を開き、ページを捲ったり、読み方が似ている単語の並びをなぞったりする経験は誰にでもあるはずです。

その過程において、思ってもいない単語に寄り道をしたり、思いもよらず見つけるのに時間が掛かったり、時間を掛けたにも関わらずその単語が見つからなかったりすることはアナログのロマンです。

しかし、このロマンはデメリットでもあり、時間のない現代人の多くに敬遠される傾向にあります。

デメリット

重い・太い・厚い

普通版

本体価格

9,000円

菊判・クロス装・上製函入・

3216頁・別冊付録424頁

背102mm×平175mm×高232mm

約3300g

引用元:『広辞苑 第七版』書誌情報| 岩波書店

重たくかさ張り扱いにくく、作業が不便になり非効率的です。

さらに「答えが見つからない」リスクや、「見つかるまでに時間が掛かる」リスクがあります。

このデメリットを全てカバーしているのが電子辞書です。

2.電子辞書

電子辞書(検索エンジン)は紙の辞書デメリット全てカバーできる媒体です。

メリット

効率的

単語を入力することで、すぐに候補一覧が画面に表示され、目的の単語に辿り着く過程を大幅に短縮できます。検索スピードが速くなり、作業時間が減ります

ビジネスや受験勉強など、目的達成に付随する作業の場合は、電子辞書や検索エンジンで情報収集を迅速に行うと作業の効率化に繋がりますね。

コンパクト

XD-C400-RD カシオ 電子辞書 エクスワード 広辞苑小型モデル(レッド) CASIO価格:12,480円
(2019/5/1 18:22時点)

■ 仕 様 ■

(型番:XDC400RD)

本体サイズ:約H108.5×W87×D17.7mm

重量:約175g

電子辞書の一例として、上記製品の仕様を引用しました。

電子辞書はそのコンパクトサイズの機器に、日本語辞典のほか、漢字・古語・外国語など複数冊のデータが搭載されているものが多く、持ち運びのメリットに優れているのは一目瞭然です。

また、検索エンジンAIの進化がめざましく、音声検索の精度向上も相まって、スマートフォンで簡単に結果を得ることができ、より効率化に拍車が掛かっています

網羅性

特に検索エンジンでは、関連キーワードの表示スラングなどの、トレンドキーワードを網羅しています。

私も「Google先生」なんて呼んでいますが、それほどに検索エンジンはめている答え+αの補足情報を伝えてくれるほど網羅性が高いのです。

デメリット

ロマンが無い

また感情論かよ…なんて言わず流し見してください。

ロマンぽぽこ

棚から重たい冊子を取り出し、

あいうえお順からおおよその目星をつけページをひとまず開く。

頭の中に目的の単語を浮かべ、ページに書かれた単語をなぞり、ページをめくる。

「もうすぐだ。もうすぐだ。」指がゴールに近づく予感がする。

指がゴールに着く前に寄り道することもあるし、

寄り道せずにゴールに着くこともある。

ゴールを見落として通り過ぎて戻ることもある。

ゴールが無いこともある。

そうして見つかった単語は、電子媒体ですぐに見つけられる単語と比べてどうでしょうか。

見つからなかった単語についてどういう情緒が湧きますか?

一つの単語を辞書で引く作業から言葉の世界が広がる可能性が高いのです。

これをただただ「作業時間の無駄」と感じるのならば、きっと電子辞書向きだと思います。

しかし私は、どちらも活用したいなぁと思ったのです。

3.どちらも活用したい理由

紙の辞書メリットがやや感情論でしたので、それらしいエビデンスを探してきました。

スペイン語学者、東京大学名誉教授上田博人氏文献をご紹介させてください。

電子辞書は軽くて小さいので外出・旅行時に便利だ。教室でも電子辞書を使っている人が多い。私の場合海外出張の現場で辞書をひいている時間はないが、ホテルや宿舎ではよく使う。自宅では電子辞書と紙の辞書を使っている。

引用元:電子辞書と紙の辞書|上田博人のホームページ PÁGINAS DE HIROTO UEDA

時と場合により使い分けていらっしゃるそうです。

外出先多忙時メリットを存分に発揮できる電子辞書を使い、それ以外では紙の辞書も併用されています。

さらに、電子辞書と紙の辞書の特徴について下記のように述べられています。

電子辞書は1文字ごとに正しく打ち込まなくては目的の情報にたどり着かないが、紙の辞書では語全体の綴り字を一度頭の中にいれて、その全体像を辞書の見出し語のまとまりと照合しているようだ。電子辞書ピンポイント・デジタルの世界であり、紙の辞書トータル・アナログの世界である。どちらも使いこなせばそれぞれの威力を発揮する。

引用元:電子辞書と紙の辞書|上田博人のホームページ PÁGINAS DE HIROTO UEDA

私、この表現が最適なんじゃないかっていうくらい感銘を受けました。

紙の辞書では、ひとまず脳内に単語を浮かべながら辞書に並んだたくさんの言葉と照合作業を行なっていることに気が付きました。

電子辞書では簡略化される工程です。

根拠は無く私の想像ですが、「辞書を引く方がちゃんと覚える」という説はこの過程にロジックがあるのではないかと思いました。

電子辞書は「ピンポイント・デジタル」、紙の辞書は「トータル・アナログ」―。

電子辞書ばかり「ピンポイント偏るが、デジタル早く結果が分かる」

紙の辞書ばかり「俯瞰できるが、アナログ時間がかかる」 

どちらかにしてしまうのではなく、両方バランス良く使うのが適切だと思ったのです。

4.おさらい

紙の辞書電子辞書違いについておさらいします。

利便性においては、圧倒的電子辞書(電子媒体)が有利です。

しかし、工程を簡略化することで失った部分にこそ、紙の辞書メリットロマン全体像の把握=俯瞰)があります。

つまり、どちらが正しい良いものではなく、両方の媒体を時と場合により使い分けることが適切です。

最後に

手段電子辞書であろうと、紙の辞書であろうと、目標は「単語の意味が分かる」ことだと思います。

しかし、単語の意味を知る目的は場合により異なるのではないでしょうか。

「仕事で議事録を完成させるため」

「受験勉強で英単語の意味を調べなきゃ訳せない」 

そんな時に辞書を引いていたら、時代の流れに取り残されてしまいそうです。

ただ、何にも追われていないふとした瞬間その意味が知りたくなった時辞書を引いて答えを探したりして、脳みそに旅をさせるのも悪くないなと思ったのです。

だから私は広辞苑を買ってみました。

記事が参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。ぽぽこ

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