ぽぽコンプ(@popocomp)です。
これまで通り事務の仕事で転職を図るも、30代になった途端、全く決まらなくなりました。
そこで、異業種のIT業界を目指し、転職活動を始めました。
そして、転職活動1発目として受けた大企業に内定を貰い、あっさりと活動が終了しました。
大卒でもない、30代女性、おまけに転職回数5回以上なのに「よく受かったよな」と自分で思います。
今回は、私の転職活動について応募からの実際の流れ、IT業界への転職活動について感じたことをまとめています。
(5000字と長めの記事なので、目次から飛んで興味のある部分だけ見てくださいね😃)
はじめに 応募した企業と私のスペック
どの程度の企業に、どの程度の人間が応募したのか❓をイメージしやすいようにはじめに書いておきます。
上場はしていないが、ホワイトで評判の会社に応募
- IT業界
- 非上場
- 従業員1,000名以上
- ホワイト企業と評判
- 一等地のビルの5階分くらいを占拠🏢
応募して周りの方に相談してから評判を知ったのですが、「安定」「ホワイト」などポジティブな言葉ばかり😲
入社前の段階ではありますが、IT業界でなくても相当働きやすい環境が整った会社なのではと思わされました🏢
就職に不利な私のスペックについて
採用する側になったことはないので、あくまで私が考える不利なスペックです。
- 短大卒
- 転職5回以上
- 業界未経験
- 30代女性
基本的に短大卒だと、企業への応募資格すらない会社が多いです。(大企業は特に)
転職回数の多さはあまりプラスの印象になることは少ないです。(自分の経験上)
IT業界の求人を見る限り、未経験歓迎の会社は少なかったです。というより新卒やそれに近いくらい若くないと未経験は就職難だと感じます。
私の主観ですが、30代女性の就職界隈での賞味期限切れの雰囲気は拭えないです。
こんな私がなぜ大企業に応募しようとしたのか、なぜ内定を貰えたのかを自分なりの考えをまとめました。
1.転職活動にあたり心掛けたこと2つ
何の準備も心構えもせずに就職活動を成功させられるのは高学歴の新卒くらいじゃね❓って思っています。
活動を続けていくにつれて判断に迷ったり考えがブレブレにならないよう、心掛けていることが2つありました。
その1 妥協しない条件を決めておく
入社して苦労するのは新しい仕事を覚えることぐらいにしておきたかったので、絶対に譲れない就労条件を決めていました。
- 年間休日120日以上
- 残業20時間以内
- 手取り17万円以上
①年間休日120日以上
これまでの経験から、「自分の時間」を持つことがどれだけ精神衛生上大切なことであるかが身に染みていました。
②残業20時間以内
残業そのものは体力的に平気なのですが、上記同様「自分の時間」をどれだけ確保できるかが重要なので「残業は悪」という社風の会社を見極めるように頑張りました。
(残業実績に関わらず、給料にみなし残業があると問答無用で除外していました)
③手取り18万円以上
私一人で生きていくなら手取り14~15万くらいでOKですが、両親が年老いていくのを見て、「誰かを助けられるくらいの給料が欲しい」と思ったのです。
事務からIT業界への異業種転職を決意したのも、事務の給料水準がかなり低かったからです💰💦
7時間労働が良いとか、ボーナスが欲しいとか色々ありますが、上記①~③以外は妥協していました。
その2 「選ぶ」「選ばれる」の両方の視点を持つ
私だけかもしれないのですが、
- 応募前は「選ぶ立場」の目線
- 応募後は「選ばれる立場」の目線
応募前後で会社の見方や接し方が変わっていました。
転職を繰り返してきてやっと気が付いたのですが、
- 応募前の「この会社に私が選ばれるかな?」という視点
- 応募後の「この会社は私に合っているだろうか?」という視点
これを忘れがちで、忘れてしまうと絶対受からない会社にむやみに応募してしまったり、価値観の合わない会社とご縁ができてしまうのではないかと思ったのです。
その1とその2を組み合わせて第一候補として選んだのが某大企業でした。
2.大企業応募は練習も兼ねていた
- 就労条件に納得できる
- 会社から選ばれる余地があると感じる
自分と会社の選び・選ばれのバランスが整っている求人に絞って応募していくことにしましたが、転職活動に自信が無かったのが正直なところです。
そこで、不採用であっても納得できるであろう大企業をトップバッターに選びました。
(毎回、不採用時の自尊心の削られ方が半端じゃないので「不採用慣れ」しようと考えたのです💦)
たまたま大企業で応募条件がクリアできる求人を見つけた
転職サイトで未経験者かつ学歴不問の求人を見つけました。
「未経験者を時間をかけて育てる」余裕のある会社に在籍したいという思いもあり、すぐに応募を決めました。
(IT業界は大企業でも学歴・経験不問は珍しくないそうです。※事務や総合職の場合、大企業は9割以上が大卒以上が要件になっています)
求人は先着順らしい
ほとんどの企業が先着順で採用者を決めており、募集期間に関わらず採用活動を終了する企業が多いのだと職業訓練校のコンサルから聞きました。
確かに、内定の承諾者が順番に決まっていって、採用予定人数に達すれば採用活動はそこで終了せざるを得ないですもんね💦
3.初めての大企業応募
従業員が1,000人を超える企業に応募するのは初めてのことでした。
応募~内定まで一連の流れを書いていきます📝
STEP1 転職サイトで求人探し
私は一般的な転職サイト掲載の求人からしか探していません。
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
- en転職
ベタですがこの3つのサイトで新着求人を毎週チェックしていました。
(IT業界専門の就職サイトもありますが、経験者向けだと言われたので使っていません)
今思うと、適職診断や性格診断サービス、職務経歴書や履歴書の書き方などのコンテンツなどが各社少しずつニュアンスが違っていてそれも興味深かったです。
STEP2 転職サイト経由で応募
何社も同時にエントリーできる器用な人間ではないので、1社ずつ応募していくことに決めていました。
(不採用or面接終了で次の会社にエントリーしていくみたいな感じです🏢)
前述のとおり、「受かる見込みはあると思っているが、不採用になっても悔しさが少ない大企業」をトップバッターに選びました。
採用はWEB選考→1次選考→最終選考→内定の流れでした。
STEP3 WEB選考
エントリーから翌日、自動返信の受付メッセージが届いていました。
転職サイトに登録した職務経歴や経歴のページの記載内容で選考が行われたようです。
翌日、1次選考の案内メールが届きWEB選考を通過しました🎊
STEP4 1次選考
1次選考からは転職サイト内ではなく、直接Eメールでのやりとりに変わりました。
- 職務経歴書と履歴書のデータを送付
- 企業のオリジナルサイトに職務経歴を登録
- WEB上で適性検査
- オンラインテスト(タイピングテスト)
- 希望条件の確認
メールのタイトルには常に何らかの管理番号が記載されており、大量応募を扱う大企業っぽいなと感じました😲
コロナ対策もあってか、職務経歴書と履歴書がデータ送付でOKな点は助かりました。
(一次選考は③や④のデータの結果で切り捨てていく感じかな?と勝手に想像しました)
翌営業日に2次選考の案内がメールで届き、1次選考を通過しました🎊
STEP5 2次選考(最終選考)
面接はSkype面接か来社面接の2択でした。迷わずSkype面接を選びました💻
(WEBを面接やってみたかったのと、対面しない方が受かりそうな気がしたので😄)
面接は管理職ぽい方2名・面接時間は40分くらいでした。思えば結構長いですね😲あっという間で全然気が付かなかったですが…💦
- 部活動の経験
- 転職理由
- 退職理由
- 入社してどうなりたいか
- 会社のサービスについてどう思うか
- 質問はないか
それぞれ1つのテーマについて5~10分くらいキャッチボールしていた感じです。
良かった点
リモート&面接官が気さくな話し方なのであまり緊張せず、思っていることを正直に話す事ができました。
転職理由についても、未経験からの異業種転職の場合は「何がしたいか❓」を中心に話すようにアドバイスをもらっていたので上手く話せたと思います。
(未経験者は何ができるとか話してもあまり響かないとのこと)
反省点
商標も取得しているサービスの内容について問われたのですが、全く分からず「分かりかねます、申し訳ございません。」と即答することとなりました😢
会社のことを大して調べず応募した印象を与える結果に…😱
終わったな…と思いました👻
そして、Skype面接が終わった後すぐ、SPI受検の案内メールが届きました。聞いてないし、採用フローにも書いてない…⁉
STEP6 まさかのSPI検査
抜き打ちでSPI検査を受けることになりました。
人生初のSPI受検です。対策も何もしたことないうえ、高校中退からの通信高校卒からの無勉上等の短大卒の私には面接より地獄の時間でした。
- とにかく1問も解けない
- 全問の半分も進んでいないのに時間切れ強制終了
屈辱でした。でも、これで落ちたのなら仕方ないなと思わされるほど、圧倒的学力不足を分からされました🥰
私が受けたSPIは現代文・数学・性格検査の3部構成でした📝
(中学~高校で似たような問題を見たのですが、解法が全く思い出せませんでしたね✋)
ショックを受けた自分を慰めるため、SPI検査に苦戦した仲間でも探そうとGoogle検索を掛けてみました。
すると、SPI検査は1人の受検で4~5千円の費用が発生することを知りました。
なんか、私みたいな人材にも費用をかけて採用を検討してくれたことが嬉しくなりましたね。
STEP7 お礼メール送信
一連の流れを終えて結果待ちの状態になったので、面接のお礼メールを送りました。
始まりと締めの挨拶はテンプレ通りですが、内容はやや諦めモードな文面になりました🙉
SPI検査、面接で答えられない設問が多くあり、勉強不足を痛感いたしました。
御社で挑戦し努力することでIT業界で活躍できれば幸いに存じます。
👆簡単にまとめるとこのような文面なのですが、面接や適性検査に手応えがなかったことを正直に書きました。
そして、面接が終了したため結果を待たずに次の応募先の会社を選び始めていました。
1社目の応募を終えた感想
SPI検査が解けなさすぎたことで、自分には大企業は高い壁だったのだなぁと少し悲しい気持ちになりました。
職業訓練校の先生にこの企業の応募の一連の経緯を話したところ、「一次選考を通過して面接に進むだけでもすごいことですよ」と逆に評価していただきました。
ただ、中企業を中心に転職活動を進める方針が固まりつつも、異なる大企業に応募できるチャンスがあればまた応募しようとも思えました。
4.驚きの内定通知
👆で不採用の気持ちでいたのですが、まさかの内定をいただきました。悩んだ結果、この会社に就職を決めました。
その時の様子や、なぜこの大企業に就職を決めたのかを書いていきます📝
内定通知はすぐに来た
面接・SPI検査が終わった翌日、電話で不在着信がありました🥶
ドキドキしつつ折り返すと「ぜひ当社で働いていただきたい」と内定のご連絡でした。
びっくりしすぎて「SPI検査が全くできなかったのでダメかと思いました」と担当者の方に話してしまいました🤐
「総合的な判断で決定しました」と嬉しいお言葉をいただきました🙌
翌日に連絡って何気に嬉しい
過去の応募企業で、内定の連絡を伸ばし伸ばしに3週間以上待たされたことがあったのですが、どう考えても「第1候補の方の内定承諾待ち」という空気を体験したことがあります。
(第1候補の方が承諾されたのか、結果は不採用でした🙅)
一方で、翌日に内定のご連絡をいただくということは社内で採用がスムーズに決まったということでもあると思ったので、素直に嬉しいと感じました。
これから他社を受けるか悩んだ
1社目だったので、これから他社も受けて比較していくか悩みました。
ただ、
- 時間を空けず内定を決めてくれた
- 大企業で安定と評判
これ以上の会社はそう縁が無いだろうと思い、2社目以降を受けず、就職することに決めました。
以上が私の30代初の転職活動でした。
最後に
30代女性の未経験からのIT業界への転職活動、上手くように心掛けたのは、
- 妥協する条件としない条件を決めておく
- 受かりたいより、受かりそう
(自分の人柄を選びそうな会社・求人を探す)
でした。
年齢でやや不利なのと、元々社会適合な性格ではないのでなるべく自分に合いそうな会社を選ぶようにしました。
これらの心構えに加え、運のおかげもあると感じます。
今回の転職に限らずですが、運をブースターにできるような賢い生き方をしたいなぁと思うのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。