ぽぽコンプ(@popocomp)です。
私は現在、紙の辞書派です。
個人的に辞書を引くのが好きで、広辞苑を持っています。
ただ、学生のときは電子辞書使っていました。
紙の辞書と電子辞書、どちらが良いのでしょうか。
今回は、紙の辞書と電子辞書のメリット・デメリット、どちらを選択すべきかについてまとめました。
- 紙の辞書と電子辞書の違いを知りたい
- どちらを選ぶか迷っている
目次
1. 紙の辞書
まず、紙の辞書のメリット・デメリットについて解説します。
メリット:想像性
ロマンがある
辞書を引く行為で、目的の単語に辿り着く過程にワクワクを感じたことはないでしょうか。
広辞苑買った。アナログ丸出しだけど、Google先生に一瞬で回答を得るより得られるものがある気がして。何単語か引いたけど、わくわくするよ。 pic.twitter.com/tQ9jZ18yuY— ぽぽこ🐰OL (@popocomp) 2019年5月1日
何千ものページから一つの単語に辿り着くまでに、分厚い冊子を開き、ページを捲ったり、読み方が似ている単語の並びをなぞったりする行為は紙の辞書特有の行為です。
- 思ってもいない単語に寄り道をする
- 思いもよらず見つけるのに時間が掛かる
- 時間を掛けたにも関わらずその単語が見つからない
辞書を引くときに起こったことが単語を記憶するきっかけとなることもありますよね。
しかし、このロマンはデメリットでもあり、時間のない現代人に敬遠される傾向にあります。
デメリット:不便
重い・太い・厚い
普通版 本体価格 9,000円
菊判・クロス装・上製函入・
3216頁・別冊付録424頁
背102mm×平175mm×高232mm
約3300g
重たくかさ張り扱いにくく、作業が不便になり非効率的です。
さらに「答えが見つからない」、「見つかるまでに時間が掛かる」などの時間リスクがあります。
このデメリットを全てカバーしているのが電子辞書です。
2.電子辞書
電子辞書は紙の辞書のデメリットを全てカバーしています。
メリット:効率性
時短
単語の入力ですぐに候補一覧が画面に表示され、目的の単語に辿り着く時間を大幅に短縮できます。
ビジネスや受験勉強など、作業の効率化を求められる環境で有効です。
コンパクト
- 本体サイズ(幅×高さ×奥行)mm:152.4×18.4×94.5(閉時、突起部含む)
- 本体重量:265g(充電池、タッチペン含む)
- 使用可能時間:約130時間
電子辞書は日本語辞典のほか、漢字・古語・外国語など複数冊の辞書データが搭載されているものが多く、持ち運びのメリットに優れています。
電子辞書のデメリットをあえていうなら、情緒の無さです👇
デメリット:機械的
ただ答えを得る
単語の意味を知る以外に何も得られないことがほとんどです。
では、一長一短の紙の辞書と電子辞書、どちらを選ぶべきでしょうか👇
3.どちらを選ぶべきか
どちらが良いということは無く、生活スタイルや環境に合わせて選ぶべきです。
賢い人はどう選ぶか
紙の辞書と電子辞書、どちらも使っている事例を紹介します。
賢人の辞書の使い方
電子辞書は軽くて小さいので外出・旅行時に便利だ。教室でも電子辞書を使っている人が多い。私の場合海外出張の現場で辞書をひいている時間はないが、ホテルや宿舎ではよく使う。自宅では電子辞書と紙の辞書を使っている。
スペイン語学者、東京大学名誉教授の上田博人氏は、時と場合により使い分けているそうです。
外出先や多忙時は電子辞書を、それ以外では紙の辞書も併用されています。
賢人が考える辞書とは
電子辞書は1文字ごとに正しく打ち込まなくては目的の情報にたどり着かないが、紙の辞書では語全体の綴り字を一度頭の中にいれて、その全体像を辞書の見出し語のまとまりと照合しているようだ。電子辞書はピンポイント・デジタルの世界であり、紙の辞書はトータル・アナログの世界である。どちらも使いこなせばそれぞれの威力を発揮する。
上田氏は、電子辞書と紙の辞書の特徴について上記のように述べられています。
- 電子辞書:ピンポイント
決まった単語を確実に打ち込む - 紙の辞書:トータル
想像した単語と辞書の言葉を照合する
電子辞書はピンポイントで偏るも、デジタルで早く結果が分かります。
紙の辞書は俯瞰できますが、アナログで時間がかかります。
電子と紙、特性の違いをイメージできたでしょうか。
どちらの辞書にすべきか
紙の辞書向き
知識を深めて内面を豊かにしたい方は、想像性がある紙の辞書に向いています。
電子辞書向き
成果を出すために必要な情報を手早く集めたいときは、効率性の高い電子辞書が向いています。
どちらも同じ調べ物ですが、目的に応じて選ぶと効果が高まります。
先生のように、両方をバランス良く使うとそれぞれの良いとこ取りができますね😊
4.まとめ
- スピード・利便性で選ぶなら電子辞書
- 想像性で選ぶなら紙の辞書
紙の辞書は全体的に、電子辞書はピンポイントで把握することができます。
意味調べに何を求めるかでどちらの辞書が良いのかが変わってきます。
最後に 紙の辞書に印をつけてみよう
多くの人は電子辞書を選ぶのではないかと思います。
私は紙の辞書で調べるとき、その単語に○印をつけるようにしています。
○印が増えているのを見たり、調べようとした単語に既に○がしてあるなど、辞書を引くたびに違う趣を感じます。
時間はかかりますが、こうしてゆっくり自分の中にたくさんの言葉を紡いでいくのも悪くないなぁと思うのです。
みなさんは、紙の辞書と電子辞書どちらが良いと感じましたか。
記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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